【鼻の捜査官】嘱託警察犬の競技会 行方不明者発見した犬も 岩手県盛岡市
犯罪捜査や行方不明者の捜索で活躍する「嘱託警察犬」の競技会が28日、岩手県盛岡市で開かれました。
自慢のきゅう覚を生かし、6月、行方不明者を発見した犬も出場しました。
(競技の様子)
「嘱託警察犬」は普段、一般家庭で飼育・訓練され、警察の要請を受けて出動していて、県内では26頭が任務にあたっています。
競技会にはシェパードやラブラドールなど嘱託の警察犬と候補犬あわせて23頭と飼い主の指導手が参加。
不審者を見つける能力や犯人を追跡する能力を競いました。
こちらは匂いをもとに犯人を捜す「足跡追及作業競技」です。
遺留品を想定した割りばしとライターを見つけられるかや人が歩いたコースを匂いを頼りにいかに正確にたどりゴールできるかを競いました。
28日、参加した岩手県一関市の菊池誠さんとシェパードの「クルト・フォム・キョーラク・ソウ」のペアは6月、一関市内で行方不明になった80代の男性を無事に発見するお手柄をあげたということです。
指導手・菊池誠さん
「日頃の訓練を生かせたかなと思うし、これからも地域貢献できればと思う。常に100パーセントの実力が出せるように頑張っていければ」
警察によりますと、去年1年間に県内で警察犬の出動は41件あり、高齢の行方不明者の捜索を中心に活躍しています。