暑い日が続く時に気を付けたいのが食中毒です。盛岡市の商業施設では、食中毒を防ぐための正しい手洗いなどを呼び掛ける活動が行われました。

　この活動は、国が定めた8月の食品衛生月間に合わせて盛岡市保健所などが毎年行っています。

　会場に設けられた『手洗いチェッカー』。汚れに見立てた蛍光塗料を手に塗って手を洗い、特殊なライトを手に当てると洗い残した部分がくっきりと現れます。

　会場では、買い物客などが『手洗いチェッカー』の体験を通じて正しい手洗いについて理解を深めていました。

体験した男性
「この歳になると見ての通り、たぶん抵抗力がなくなっているので、余計に気を付けないといけないかな」

盛岡市保健所・金﨑さん
「食中毒（予防）で大切なことは、つけない、増やさない、やっつけるというふうに言われています」「洗い残しが多い部分が爪の周りだったり指の間みたいな、でこぼこした部分です」「大切な手洗いの方法を市民の方々に知っていただければ」

　県によりますと、ことし1月から７月末までで発生した食中毒の件数は8件と前の年の同じ時期と比べ7件増えました。盛岡市保健所では、正しい手洗いや食品の温度管理など対策を呼び掛けています。