【企業経営者が占う】ことしの県内景気は? 盛岡商工会議所新年交賀会
ことしの景気はどうなるのでしょうか?企業の経営者などが集う盛岡商工会議所の新年交賀会が7日開かれました。参加者に景気を占ってもらいました。
およそ580人が参加した新年交賀会。盛岡商工会議所は来月、創立100周年を迎えます。ことしの景気はどうなるのか?企業のトップなどに聞きました。
カワトク 荒道泰之社長
「デフレというのは景気は良くない。インフレになれば景気が良くなる、(初売りは)だいたい前年比103~104%。若い人も来て、にぎわった。インフレが2~3%の上昇で続いていけば景気は回復するし、個人商品も伸びる。個人消費が伸びれば、カワトクの売り上げも伸びるので非常に期待している」
世界でも評価の高い地ビールを生産する会社は…。
ベアレン醸造所 嶌田洋一社長
「年の後半に向けて景気が持ち直して上向きになっていくと考えている。後半に向けて円高傾向になっていくのではないかと思うので、期待値も込めて年の後半は景気が上向きになっていくと考えている。市場全体をみんなで協力し合って市場をつくっていく気持ちで盛り上げていければ、地域を活性化できるように取り組んでいければと思う」
日本銀行は岩手の景気をどう見ているのでしょうか?
日本銀行 柳宏樹 盛岡事務所長
「ゆるやかに持ち直していくのが、ことしのメインシナリオと考えている。自動車、電気機械、半導体関係、需要に支えられて生産は上向くので企業収益、設備投資、個人消費に波及してくシナリオを描いている。全国に比べると力強さは欠くが、方向としては上向きの方向」
話を聞いた人の多くが「景気が上向く」と期待を込めて話していました。