【2025年本格スタート 岩手の正月は?】初日の出・初詣・初売りほか
2025年が本格的に動き出しました。能登半島地震の被災地の一日も早い復興を願う声も聞こえた正月の県内の表情をまとめました。
ことしの「初日の出」。
宮古市田老の景勝地「三王岩」を望む高台では、朝日が雲の上から顔をのぞかせ、穏やかな2025年がスタートしました。
東京から来た人
「雄大な景色でリアス式海岸と日の出のコントラスト。すごく感激している」「人生の大きな変化があるいい年になればいいなと思う」
盛岡から来た人
「多くは望まないけど、去年よりはいい年であってほしい」
元日で発生からちょうど1年を迎えた能登半島地震。関連死を含めた死者の数は504人にのぼります。いまだ2人の行方が分かっていません。去年の9月には豪雨が被災地を襲いました。今なお1万3000人あまりが仮設住宅で暮らています。
県内からも能登の被災地に向けて復興へのエールが送られました。
宮古の人
「必ず復興は出来ますので、時間はかかりますけど、頑張って行きましょう」
盛岡からの人
「(能登の)みなさん頑張ってらっしゃるので、頑張ってくださいと私からは言えないが、 必ず・・・いいことが必ずあるでしょう」
正月3が日で去年並みのおよそ23万人が訪れた盛岡八幡宮。初めて3人で初詣に訪れたというこちらの家族は・・・
以前は夫婦で来ていた初詣に家族で来て・・・
「(子どもが)大きくなってもう歩けるようにもなったのでいろんなところに連れて行ってあげたいなと思う」「家族ともに何も病気せずに、元気に過ごせたら、また来年迎えれたらいいと思う」「バイバーイって」
こちらは、チャグチャグ馬コで有名な滝沢市の鬼越蒼前神社。馬コたちも神様に新年のご挨拶です。
(子どもが)馬コと写真を撮ろうとしましたが・・・馬が怖くて泣いてしまいました。ことし初泣きでしょうか。
姉妹そろって可愛らしい着物で馬コと写真を撮るこちらの2人。
女の子
Qきょうは何で来たの?「はちゅもうで」
Qその着物かわいいけど、誰に着せてもらったの?「ばぁば」
Qきょうお馬さん見てどう?「たのしい」
去年7月にオープンした複合商業施設monaka。初めての正月を迎え、2日の初売りでは餅まきが行われました。
子ども
「チョコレートとかいろいろ取りました」
Q見せてもらっていいですか?
「家族でみんなで食べる」
店では「福袋」を買い求める人が・・・
こちらは「福袋」ならぬ「福箱」。人気の魚屋の「福箱」は、およそ2万5000円相当の商品が半額以下の1万円で買えるとあって、開店からおよそ30分で既に8箱が売れていました。
買った人
「どんな物かなと思って寄ってみて、ついふらふらと買ってしまった」
気になるのは中身です。何が入っているのでしょうか?
ほかのお客さんも気になる様子。
(開ける)
カニやウニなど、お正月にぴったりの海の幸が入っていました。
お客さん
Qあと2点残ってますが?
「いいわね、買っていっても。そう思わない?このくらいだったら」
国の重要無形民俗文化財にも指定されている沿岸の黒森神楽。
黒森神楽保存会 松本文雄会長
「何事もなく、みんなが円満に過ごせるように祈祷していきたいと思います」
ことしは、釜石市までおよそ3か月かけて巡行し、各地で五穀豊穣、無病息災などを祈ります。
県内でことし最初に行われた、洋野町の「二十歳の集い」です。
新成人の女性
「みんなかわいくなっててね。会えてうれしい」
新成人(弘前の大学生)
「みんなすごく大人になったなと思って、みんなかっこよくなったなと思って、よかった、 元気そうで」
式では参加者を代表して上小路莉音さんが家族へ感謝の言葉を述べました。
上小路莉音さん
「私のママは20歳のころ父親を亡くしました。そんなママの話を聞くたび自分だけ好きなことしていていいのだろうかと思った時期も ありました。ママのお父さん。 私のママはことしでママ歴20年目になるよ。あの時(父親を亡くした時)20歳だったママは今となっては、最高で最強の私のママです」
旧友との久しぶりの再会になった「二十歳の集い」では、それぞれが大人の仲間入りをする決意を固めていました。
新成人(仙台の大学生)
「父や母のような人になりたい」
新成人(仙台の大学生)
「今、看護師の勉強をしているので、資格を取って地域に貢献出来たらいいなと思う」
新成人(洋野町の役場勤務)
「まず当たり前のことは当たり前にするのはもちろんなんですけど、自分が大切にしていることは気配りのところ。 相手と思いやりを持って接する ことを特に意識して、そういった大人になっていきたい」
穏やかなスタートとなったことし2025年。皆さんにとっていい年でありますように。