【「マイナ保険証」移行で街頭活動】「現行の健康保険証を残そう」と呼びかけ 岩手
従来の健康保険証の新規発行が2日終了し、今後、マイナンバーカードと一体化した「マイナ保険証」に移行します。これを受け、県保険医協会などが「現行の健康保険証を残そう」と緊急の街頭活動をしました。
盛岡市大通で行われた街頭活動には、県保険医協会と県社会保障推進協議会の会員ら10人ほどが参加しました。
厚生労働省が医療情報のデジタル化を目指して普及を進めている「マイナ保険証」の県内の利用率は10月時点で17.25%にとどまっています。
県保険医協会が県内の子育て世代を対象にしたアンケートでは、現行の保険証が廃止され「マイナ保険証」に一本化されることについて、およそ8割の人が「困る」と回答。「情報の流出が不安」といった意見が寄せられています。
また、県内の開業医を対象にしたアンケートでは「現行の保険証を残すべき」という回答が85%に上っています。
岩手県保険医協会 小山田栄二会長
「マイナ保険証を取得できない方、 体が不自由でできない方がいる、 そういう方々にも安心して医療を受けてもらえるように、今までのような健康保険証をちゃんと発行してもらいたい」
県保険医協会は現行の保険証は有効期限まで使うことができるので捨てないよう呼びかけています。