【アフリカゾウのマオ】2回目の人工授精に向けて検査始まる
盛岡市動物公園ZOOMOで飼育しているメスのアフリカゾウ「マオ」の2回目の人工授精に向けて21日、検査が始まりました。
去年、アフリカゾウとしては国内で初めて人工授精に挑戦したものの、妊娠に至らなかった「マオ」。22歳と、人間でいえば成人の年齢に相当します。
2回目の挑戦となる今回は、前回同様、ドイツからゾウの人工授精の第一人者らを招き、21日から4日間かけて人工授精に挑戦します。
21日は、午前と午後1回ずつ、採血を行いましたが、血中ホルモンの値が低く、妊娠に適した体調が整っていないと判断されました。
盛岡市動物公園ZOOMO 辻本恒徳園長
「アフリカゾウを出産させるというのが簡単ではないということをつくづく感じている。今回うまくいって出産となれば皆さんにとってとても大きなプレゼントとなると思うのでまだまだハードルはたくさんあるが温かく見守っていただきたい」
21日の朝、また「マオ」の採血を行い、その結果をもとに卵胞の大きさを調べるエコー検査や人工授精のタイミングを見極める予定です。