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【看護の道へ】専門学校で「戴帽式」人命に携わる自覚と責任胸に刻む 岩手・盛岡市

2024年10月4日 18:39
【看護の道へ】専門学校で「戴帽式」人命に携わる自覚と責任胸に刻む 岩手・盛岡市

 盛岡市の専門学校で看護を学ぶ学生たちが戴帽式に臨み、人命に携わる者としての自覚と責任を胸に刻みました。

ナイチンゲール誓詞 「わが手に託されたる人々の幸せのために身を捧げん」

 4日は、MCL盛岡医療大学校にこの春入学した看護学生25人が、戴帽式に臨みました。

 戴帽式は病院で実習を始める前に看護師としての意識を高め、その責任の重さを自覚する儀式です。

 学校によりますと、男性の看護師が増加してきたことなどから、最近は戴帽式を行わなくなった学校もあるということです。

 しかし、こちらの専門学校では人の命に携わる者として、近代看護の発展に貢献したナイチンゲールの精神を絶やさないよう続けられています。

 式では先生から生徒一人一人にナースキャップが授けられた後、ろうそくに火を灯して、「ナイチンゲール誓詞」を読み上げました。

ナイチンゲール誓詞 「「われはここに集いたる人々の前に厳かに神に誓わん。
わが生涯を清く過ごし、わが任務を忠実に尽くさんことを」

 その後、学生を代表して、幼いころ病院に通った際から看護師に憧れているという大平琳さんが決意の言葉を述べました。

大平琳さん 「本日いただいたナースキャップは、患者さんの信頼に応える看護師の使命と責任を。また、キャンドルの灯はナイチンゲールから看護の信念と誇りを受け継いだと考えます」

大平琳さん
「患者さんに安心安全安楽のケアを提供できる看護師になるために、声掛けとか環境を整えてあげたりとか小さなところにも気を使える看護師になりたい」

 学生たちは今月下旬から3年間、盛岡市などの病院で実習を行い、看護の道を歩みます。

    テレビ岩手のニュース