【休校中の綾里小 避難所で”臨時の学習会”】岩手・大船渡の山林火災
現地では、子どもたちも苦労が続いています。山林火災の影響で休校が続いている綾里小学校の児童は28日、避難所となっている越喜来小学校の教室を借りて学習に取り組みました。
避難所となっている体育館に164人が身を寄せている大船渡市立越喜来小学校。
校庭は駐車場として使われています。
♪「おはようございます!」
スクールバスを降りてくる子どもたちの姿は普段通りのようにも見えますが・・・
(教室で山林火災について話す様子)
子どもたちも不安な日々を過ごしています。
越喜来小の子どもたちが1時間目の勉強を始めたころ、階段を登って登校してきたのは「綾里小学校」の子どもたちです。
山林火災の影響で来月7日まで休校が決まっている綾里小学校のこどもたちに「学習する機会を」と、越喜来小学校の提案で28日、臨時の勉強会が開かれました。
♪綾里小 渡辺信子 校長
「越喜来小さんの方からこういうふうに場所を提供していただけるということで本当にありがたいな と思っております」
綾里小学校の全校児童69人は、それぞれ安全な場所に避難していますが、28日はそのうち地域に残っている6人が勉強会に参加し、自分の学年に合わせたプリントを使って学習を進めていました。
♪綾里小 渡辺信子 校長
「やはり避難所にいる子どもの様子を見ていると、子どもたちなりに元気な様子も 見えるんですが、すごく心を痛めていたりとか、それから疲れていたりという部分がありますので、ちょっとでも気持ちが晴れるように、そして同じ学校の 子どもたちと顔を合わせるというのが一番子どもたちにとってもうれしいことなのかな ということも考えまして、まずこの避難所でできることをやっていこうと考えて取り組んでいます」
綾里小学校では、避難所での臨時の学習会を今後も続けたいということです。