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【県内初】「いわて認知症希望大使」委嘱 認知症当事者の経験で県民の理解深める

2024年9月4日 19:14
【県内初】「いわて認知症希望大使」委嘱 認知症当事者の経験で県民の理解深める

 9月は認知症月間です。

 認知症の81歳の男性が、岩手県初の「いわて認知症希望大使」に委嘱されました。

 岩手県で初めて「いわて認知症希望大使」に委嘱されたのは、滝沢市の大坪長六さん81歳で、達増知事から委嘱状が交付されました。

 「認知症希望大使」は、国が各都道府県に設置を呼び掛けていて、認知症の当事者が自分の経験などを発信し、県民に認知症への理解を深めてもらうことを目的に活動します。

 大坪さんは2022年3月にアルツハイマー型認知症と診断されました。

 大坪さんは、診断後も運転免許証の返納を考える高齢者にアドバイスをしたり、趣味の民謡を続けたりと、前向きで自分らしい活動を続けてきました。

滝沢市 大坪長六さん(81)
「自分と同じ病気の人やその周りの人が元気づけられ何かをしたいというきっかけになれるように自分のできる範囲で頑張っていきたいと思います」

 大坪さんはこれから2年間、希望大使を務め、自身の経験や思いをもとに県が作成する認知症のパンフレットへの意見交換や認知症セミナーなどに参加し、発信していく予定です。

    テレビ岩手のニュース