岩手県内の市町村で初めて警戒レベル5の「緊急安全確保」が発令された久慈市から中継です。

川の向こうに見えているのが一時、緊急安全確保が発表された久慈市の長内地区です。「緊急安全確保」は午後3時に解除され、この場所からでも民家に明かりがついているのが確認できます。

そして、その前を流れているのが長内川です。今も、茶色く濁った水が川幅いっぱいに流れています。三陸鉄道の鉄橋もあるのですが、線路の高さの少し下まで水位が高くなっています。

この長内川の上流にある滝ダムは貯水できない状態に近づいため、2016年の台風10号の時以来の緊急放流を行いました。そのため下流の長内川の水位が高くなり、正午時点で4.26メートルの水位になって、「氾濫危険水位」4メートルを超えました。

わたしはこの場所に午後2時頃、来ましたが、雨は降り続いていて、水位は依然として、3メートル50センチを超えています。

近くに住む人に話を聞きましたが、「川の水がここまで増えているのに驚いている。夜も雨が続くようなので安心して寝ることができない」と話していました。

久慈市では、現在も雨が降り続いてます。引き続き厳重な警戒が必要です。