【「たろし滝」つららの太さ測定 ことしのコメの作柄は?】岩手
つららが作る柱の太さで、その年のコメの作柄を占う花巻市の恒例行事「たろし滝」の測定会が行われました。
太いほど、コメの出来が良いとされていますが、ことしはどうだったのでしょうか。
「残念ながら計測不能です、ご報告します・・・」
11日のたろし滝は、氷の柱は姿を見せず、周りには、折れたつららが散乱していました。
大瀬川たろし滝測定保存会によりますと、10日の午前中までは、長さ3メートルほどのつららが確認されていましたが、11日朝にスタッフが現場に到着するとつららが落ちてしまっていたということです。
保存会 熊谷幸夫会長 あいさつ
「せっかく(つららが)できたてだったが、非常に残念な思いです」
おととしは例年通りつららが地面に達し、大きな氷の柱を作りました。太さは5メートル40センチを記録。コメの作況指数も104と、豊作の年となりました。
ところが去年は・・・つららが地面に届かず、4年ぶりの計測不能となりました。
計測不能となったのはこれで2年連続です。
保存会の熊谷幸夫会長は毎年恒例となっている川柳を披露しました。
「雄姿なく 高い米価に知恵しぼり」
熊谷会長
「消費者にとってはお米が高いということで大変だと思いますが、 適正米価が続くことを願っています」
(スタジオ)
計測不能だった去年のコメの作況指数は106で、24年ぶりの「良」と大豊作となりましたから、ことしも秋に立派に稲穂が実ることを期待しましょう。