人材不足などが課題 全国民生委員児童委員大会
高齢者や子供の見守り活動を行う民生委員・児童委員の全国大会が宮崎市で開かれ、なり手不足の解消など今後の活動方針が確認されました。
民生委員・児童委員は非常勤の地方公務員として、高齢者や障害者の見守り、子育て支援などの活動を行っています。
31年ぶりに県内で開催された全国大会には、2739人が参加。
民生委員・児童委員はなり手不足が続いていて、全国の充足率は2022年度が94.5%で、約1万3000人が欠員となっています。
シンポジウムでは、高齢化や人口減少を背景に適任者を探しにくくなっていると現状が報告されました。
(厚生労働省社会・援護局 金原辰夫課長)
「仕事、介護、育児などで時間的余裕がない人が多い。高齢者の就労率が高くなり適任者を探しにくい。適任者がいるけれども他の仕事をいっぱいしているという様な内容になっています」
大会では、委員が活動しやすいよう職場に協力依頼の文書を送付するなど人材確保に向けた今後の方針を確認しました。