徹底した現場の見分が容疑者特定のポイント 三川町一人暮らしの高齢女性殺害で28歳の男逮捕
殺人事件の発生からおよそ一か月半。三川町で1人暮らしをしていた90歳の女性が殺害された事件で、警察は8日昼前、町内に住むアルバイト従業員の28歳の男を殺人などの疑いで逮捕しました。
県警察本部川井伸刑事部長「本日、午前11時36分。被疑者を鶴岡警察署において通常逮捕しました」
殺人と住居侵入の疑いで逮捕されたのは三川町横川新田のアルバイト従業員・石川一馬容疑者(28)です
石川容疑者はことし9月21日の午後4時ごろから翌22日の午前10時20分ごろまでの間に三川町横山の阿部祥子さん(当時90歳)の自宅に侵入し、阿部さんの頭や顔、胸などに何度も暴行を加えて殺害した疑いです。
県警察は事件後、鶴岡警察署に捜査本部を設置し、捜査を進めていました。
県警察本部川井伸刑事部長「本日までに約3800名の捜査員を投入し、現場付近の聞き込み捜査。被疑者特定につながった大きなポイントとしては、徹底した現場の見分。現場から採取した資料の鑑定があげられる」
捜査の結果、石川容疑者による犯行の疑いが強まり、8日午前11時半すぎに逮捕しました。
警察のこれまでの調べでは、石川容疑者は一階玄関脇の縁側の窓ガラスを割って侵入し犯行に及んだとみられています。殺害された阿部さんの家から直線距離でおよ3キロほど東に離れた場所に住む石川容疑者。
石川容疑者を知る近所の住民はー。
近隣住民「今初めて聞いたんですけど、そういうことする子だとは思いませんでした」「すごくいい子で、機嫌よく犬の散歩してる時も、話しかけてくれたり」(家事や農作業手伝ったり?)「いろいろと両親を手伝っていた」
石川容疑者は取り調べに素直に応じているということですが、警察は認否については「捜査に支障がある」として明らかにしていません。警察は犯行の動機などについて追及する方針です。