「資金獲得活動が多様化」 暴力団の壊滅に向け警察や自治体が連携 山形市で大会
暴力団の壊滅に向けて警察や自治体などが連携して取り組む「暴力追放県民大会」が30日、山形市で開かれました。
この県民大会は弁護士や警察のOBで組織する県暴力追放運動推進センターと県警察本部が主催したもので民間企業の防犯担当者などおよそ200人が出席しました。
県警によりますと、去年(2023年)12月末現在、県内の暴力団の数は3団体4組織で、構成員はおよそ40人となっています。一方で、特殊詐欺や、SNSを悪用したいわゆる闇バイトなど暴力団の資金源は複雑多様化しているといいます。
県警察本部水庭誠一郎本部長「近年は離合集散しながら特殊詐欺や強盗などの凶悪犯罪を行う匿名流動型犯罪グループとの関係を持ちつつ、資金獲得活動を多様化している」
大会では、暴力団の追放運動に貢献した企業や団体、個人が表彰されました。このほか、スクールカウンセラーで保護司の安永智美さんが子どもの健全育成と非行防止について講演しました。