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「春の訪れを感じてもらえる酒に」 寒河江市の酒蔵で新酒「立春朝搾り」の仕込み作業

2025年1月7日 17:38
「春の訪れを感じてもらえる酒に」 寒河江市の酒蔵で新酒「立春朝搾り」の仕込み作業

2月3日の立春の朝に瓶詰めし、その日のうちに出荷・販売される新酒「立春朝搾り」の仕込み作業が7日、寒河江市で行われました。

「立春朝搾り」は、出来たての日本酒をその日のうちに消費者に届け、春の訪れを感じてもらおうと毎年行われています。全国の酒蔵や酒販店が加盟する「日本名門酒会」が企画し、全国41の酒蔵が参加しています。このうち、寒河江市の蔵元では問屋や酒販店の関係者が参加しました。タンクには水と麹、蒸した酒米が入れられ、櫂と呼ばれるおよそ2メートル、5キロほどの棒でかき混ぜる仕込み作業を行いました。

関係者「重たいです、すごく。思っていたより大変」

「立春朝搾り」は1か月近く発酵させると完成です。通常の日本酒に比べてクセがなく、新鮮で甘みがあるのが特徴だということです。

千代寿虎屋 大沼寿洋社長「立春の日に絞ることで一足早い春の訪れを感じてもらえる酒にしたい。通常の酒以上に緊張感を持って望んでいる。2月3日の完成を楽しみに待ちたい」

こちらの酒蔵でできた「立春朝搾り」は、2月3日の早朝に瓶詰め作業が行われ、その日のうちに出荷、庄内を除く県内12の酒販店で販売される予定です。

最終更新日:2025年1月7日 19:15
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