顧客は全国で延べ5000人 5000万円を違法に貸し付け 韓国籍の男ら6人を再逮捕 山形署
無登録の貸金業いわゆる〝ヤミ金〟を営んでいた疑いで韓国籍の男ら6人が山形警察署などに逮捕された事件で、法定金利を大幅に超える〝超高金利〟での貸し付けが行われていた疑いが新たに浮上し、6人は27日、再逮捕されました。
〝超高金利〟の貸し付けで不当な利息を得た出資法違反の疑いで再逮捕されたのは韓国籍で東京都豊島区の自称アルバイト、李勇静容疑者(41)ら40代から70代の男6人です。
山形警察署などのこれまでの調べによりますと李容疑者らは去年11月からことし2月までの間に県外の6人の顧客に合わせて78回にわたり法で定められた、1日当たり0.3パーセントの金利を大幅に超える利率で金を貸し付け、およそ94万円を受け取った疑いです。違法貸し付けのなかには法定のおよそ190倍に当たる利率を課していたケースもあったということです。
李容疑者らのグループが8年ほど前から違法な金利で貸し付けた顧客は全国で延べ5千人に上るとみられています。この間におよそ5千万円を違法貸し付けし、1億7千万円を得ていた疑いがこれまでの捜査で浮上しており、警察は余罪も含め事件の全容解明に向けた捜査を進めています。
一方、6人は”ヤミ金”を営んだ貸金業法違反の罪で27日、起訴されました。