大雨で土砂が流れ込み機械で刈り取りできない酒田市の田んぼ 白崎映美さんらがボランティアで作業
7月の記録的大雨で土砂や流木などが流れ込んだ酒田市の田んぼで24日、酒田出身の歌手、白崎映美さんらが、稲刈りのボランティアを行いました。
酒田市米島の本多郁也さんが所有するおよそ30アールの田んぼは7月の大雨による日向川の氾濫で、土砂や流木などが流れ込みました。収穫の時期を迎えましたが田んぼの稲は丈の半分ほどが土砂に埋まってしまったため、コンバインで刈ることが難しい状況です。
本多郁也さん(23)「田んぼも見えなくなり今年どうなるのかという状況で自分も諦めてる。田んぼだったので助けてもらえるなら是非という思いで今回みなさんに手伝ってもらっています」
大沢地区で地域おこしに取り組む阿部彩人さんの呼びかけで酒田出身の歌手、白崎映美さんや元よしもと住みます芸人の三浦友加さんらボランティア6人が参加し、手作業で稲を刈り取りました。
白崎映美さん「何かしたいけどどうすればいいか分からないという人がたくさんいるのでいろいろな方法でこれなら私もできるとか思ってもらえれば」
刈り取った飼料用米は、後日コンバインで脱穀し出荷する予定です。発起人の阿部さんらはこのボランティアの取り組みを、被害が大きかった他の地区に広げていきたいと意気込んでいます。