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山形県内に22日までに降った大雨、土砂災害警戒情報・避難指示は全て解除も、JR羽越線は当面区間運休に

2024年9月23日 20:11
山形県内に22日までに降った大雨、土砂災害警戒情報・避難指示は全て解除も、JR羽越線は当面区間運休に

今月20日から続いた大雨で22日、県内に出された土砂災害警戒情報と避難指示は、23日午後までに全て解除されました。一方、JR羽越線の一部区間ではレールの土台が流され運休が続いています。

今回の大雨では一時、土砂災害警戒情報が17の市町村に、避難指示は12の市町村に出されましたが、全て解除されました。通行止めとなっていた国道47号は22日夜、解除され、山形新幹線を含む県内の鉄道路線は23日、いずれも通常運行となっています。一方、JR羽越線はレールの土台が流され、当面の間、新潟県内の一部区間で運転を見合わせます。JR東日本によりますと、復旧には3週間ほどかかる見込みです。

佐藤嘉一記者リポート「国土交通省竹田排水機場周辺でのポンプ車による排水作業は2日目の夜を迎えました」

酒田市松山地域の竹田地区では、最上川の水位が上昇し、支流の水門を閉鎖しました。一方、集落近くに設置されている「内水氾濫」を防ぐための排水施設は、7月の大雨による浸水で現在も機能を停止しています。このため、国土交通省のポンプ車6台による排水作業が21日午後から夜通し行われましたが、周辺の田んぼや畑の一部が水に浸かりました。7月の大雨で浸水被害を受けた、酒田市松山地域にあるJA庄内みどりの「松山カントリーエレベーター」でも、関係者が土のうを積むなどの対策に追われました。

近くの住民は「みんな直して出来たところにまた(水が)上がったらねこれから夜どうなるのか心配です」

国土交通省酒田河川国道事務所によりますと、最上川の水位が下がった22日夜遅くに、水門を開けて最上川に自然放流を開始し、23日朝までポンプ車による排水作業を行ったということです。酒田市によりますと、竹田地区で今回の大雨による民家への浸水被害は確認されていません。

最終更新日:2024年9月23日 20:11
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