「自分たちで何ができるのか」大雨被害の酒田市八幡地域の小学生が復旧を考える 山形県
7月の大雨被害からの復旧をテーマに、山形県酒田市の小学生が被災した住民から話を聞き、自分たちで何ができるのかを授業で考えました。
授業を行ったのは酒田市立琢成小学校の5年生の児童たちです。
夏休み中に地元で発生した大雨災害に関心を持ち、自由研究のテーマとして取り組んできた児童もいます。
この日の授業では、被害が大きかった八幡地域の住民の話を聞きました。
講師に迎えたのは地域の魅力を動画やイベントを通じて発信している阿部彩人さんです。
酒田市八幡地域在住・阿部彩人さん「(ドローン映像見せながら)豪雨災害の2日後ぐらい、ここの真ん中通っているのが国道345号線。完全に崩れています。周りは全部田んぼ、せっかく育てた稲が台無しになってしまった。田植えができるようになるまで3年くらいかかるという話もあります」
その上で、阿部さんは全国各地から駆け付けてくれている災害ボランティアが大きな力になっていると語りました。
酒田市八幡地域在住・阿部彩人さん「大勢の人に復旧作業に来てもらったりボランティアで活動してもらったり、本当にありがたいと思っているし、琢成小学校のみんなが地区のことを考えてくれること自体が嬉しいです」
自分たちが力になれることはないかー。児童たちは阿部さんに質問すると、土砂が流れ込んだ田んぼで、手作業で稲刈りをするボランティアがあることや募金が行われていることなどを知りました。
児童 「話を聞けて良かったですし、大変だったんだなと思って。まだまだボランティアが足りないというのが分かったので稲刈りなどのボランティアをしてみたいと思った」
児童「自分たちの地域はあまり被害を受けていないけ、ど同じ酒田市で別の地域で大きな被害を受けていたので少しでも支援して力になれたらうれしいと思った」
児童たちは今後も、復旧をテーマに自分たちができることを話し合い行動していくということです。