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大型クレーンで橋桁を設置 おととしの豪雨でのり面崩落の国道121号復旧に向け 山形・米沢市

2024年10月11日 19:45
大型クレーンで橋桁を設置 おととしの豪雨でのり面崩落の国道121号復旧に向け 山形・米沢市

おととしの豪雨でのり面崩落などの被害が発生した山形県米沢市の国道121号で11日未明、本格的な復旧に向けた橋桁の設置工事が行われました。

古川真斗記者「時刻は午前2時半。大雨で被災した国道121号の本格的な復旧に向け橋桁の設置作業が進んでいます」

吊り上げられているのは、全長およそ50メートルの「橋桁」です。
米沢市と福島県喜多方市とを結ぶ国道121号では、おととし8月の豪雨でのり面が崩落するなどの被害が発生。現場の国道を管理する県は、その後、のり面の補強工事などを実施するとともに仮設の橋を設置し、現在は片側交互通行となっています。そして本格復旧に向け、新しく設置される橋の建設工事が7日から始まり、11日未明には2台の大型クレーンを使い川沿い側の橋桁の設置が行われました。

県置賜総合支庁道路計画課 渡部高久道路管理主幹「断層破砕帯というもろい地層を跨いで(避けて)橋を架ける予定。少々の雨でも大丈夫だと安心して通っていただける道路になると思う」

今後の復旧工事では、山側ののり面の補強と橋桁の設置などが行われ、県では来年度中に対面通行での供用を開始し、 本格復旧を目指す計画です。

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