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区間運休中のJR米坂線の復旧 「新潟県といっしょに要望していく」 検討会議を前に吉村知事

2024年3月22日 17:49
区間運休中のJR米坂線の復旧 「新潟県といっしょに要望していく」 検討会議を前に吉村知事

おととし8月の豪雨被害で区間運休が続くJR米坂線の復旧を検討する会議が来週、開催されます。吉村知事は22日、JR側に対し、会議の場で「鉄道での復旧が必要である」と改めて、強調する考えを示しました。

JR米坂線はおととし8月の豪雨の影響で、長井市の今泉駅と新潟県村上市の坂町駅の間で区間運休が続いています。
地元自治体は、早期の復旧をJR側に求めていますが、費用負担の問題もあり、JR側は、今後の対応について明言していません。こうしたなか、JRと山形、新潟両県の沿線自治体は復旧検討に向けた2回目の会議を3月26日に新潟県関川村で開きます。
会議を前に、吉村知事は定例記者会見で次のように、述べました。

吉村知事「第2回復旧検討会議では米坂線が重要な路線であり鉄道での復旧が必要であるという地域の考えや米坂線の利用拡大策をしっかり展開していくということについて JR東日本に対して伝えていく必要がある」

一方で、復旧に必要な費用をJRや国・県、それに沿線自治体でどう負担するかなどの具体策については、「現時点でそこまで踏み込むのは早計」と述べました。

吉村知事「まずは復旧について新潟県と一緒にしっかりと要望していく。沿線を盛り上げていきたいという思いが強いんだとJRなどに伝えることが大事と思う」

また、県が新年度の当初予算案を撤回する事態となった県産果樹の情報発信施設「フルーツ・ステーション」の整備について吉村知事は、「今後どうしていくのかの議論には至っていない」と語り、拠点整備への意思については「全く無くなったという訳ではないが絶対に続けたいということでもない。もう1度しっかりと整理し様々な意見を聞いていきたい」と述べました。

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