×

「水が一気にあふれ出した」記録的大雨被害の酒田市北青沢地区で26日も局地的大雨で床下浸水被害

2024年8月27日 12:41
「水が一気にあふれ出した」記録的大雨被害の酒田市北青沢地区で26日も局地的大雨で床下浸水被害

7月25日の記録的大雨で土砂が流れ込む被害があった山形県酒田市北青沢で、26日夕方、局地的に強い雨が降り、一部の民家が床下浸水する被害が出ました。

酒田市北青沢では、26日午後5時20分ごろからおよそ20分間に渡って強い雨が降り、小屋渕集落の相蘇賢一郎さん方の敷地に近くの小屋渕川からあふれた水が流れ込んだということです。水は一時、深さおよそ40センチから50センチに達し、相蘇さんの住まいは床下浸水しました。
当時、家には相蘇さんの妻が1人でいましたが、消防に付き添われて避難しけがはありませんでした。相蘇さんの家は、今月20日から土砂の撤去作業が始められるようになったばかりで、26日までに土砂を取り除いた作業小屋などが再び浸水しました。

相蘇賢一郎さん「(水が)一気にあふれ出してこっちに来た。道路から来た。(水の勢いは)すごかったですよ。10センチぐらいの深さで、ここは排水溝が取り付けられているが埋まって機能していない」

先月の大雨で小屋渕川に流れ込んだ土砂を取り除く作業はまだ完了しておらず、台風シーズンとなる中、住民には2次災害への不安が広がっています。

一方、山形県内は27日も大気の状態が非常に不安定で、27日昼過ぎから28日にかけて雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる所がある見込みです。

28日午前6時までの24時間に予想される降水量は、いずれも多い所で庄内と最上で100ミリ、村山と置賜で80ミリとなっています。

土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒が必要です。

    山形放送のニュース