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「応援してくれている街だと感じる」 山形国際ドキュメンタリー映画祭 4年ぶりにリアル開催

2023年10月10日 17:48
「応援してくれている街だと感じる」 山形国際ドキュメンタリー映画祭 4年ぶりにリアル開催

山形国際ドキュメンタリー映画祭が開催中の山形市では連日、世界各国のドキュメンタリー映画が上映されています。映画祭に併せて海外の映画監督と観客の交流イベントも開かれ、映画を通して街は盛り上がりをみせています。

4年ぶりのリアル開催となった、ことしの山形国際ドキュメンタリー映画祭。アジア最大級のドキュメンタリー映画の祭典とされ、ことしは世界各国からおよそ130作品が集まり、山形市内6つの会場で上映されています。
このうち、山形に関連する作品を集めたプログラム「やまがたと映画」では、上山市の男性が戦時中に中国で病死した父の足跡を辿る旅に密着したテレビドキュメンタリー「ひのまる なだて あかい~農民詩人、戦後70年目の旅~」(山形放送・2015年に制作)などが上映されました。

観客「主人公の生き方の生真面目さに感動した」
観客「作中で出てきた『戦争に勝者も敗者もいなくてそこには共通の悲しみや嘆き、怒りがある』という言葉が考えさせられる」

また、市内では映画祭に併せて映画監督を招いたシンポジウムやファン同士が映画作品を語り合うトークショーなど、交流イベントも開催されています。10月6日にはやまがたクリエイティブシティセンターQ1で台湾のドキュメンタリー映画作家や作品を紹介する「台湾ナイト」が開かれ、参加者が国を越えた映画談義に花を咲かせました。

台湾の映画監督「山形の映画祭は雰囲気がとてもいい。映画人、観る側、監督がまるで家族のよう」
台湾のドキュメンタリー映画祭職員「山形はドキュメンタリーを応援してくれている街だと改めて感じとても感動している」
大阪から来た編集者「ドキュメンタリーやインデペンデントで映画を作っている人たちがつながる機会がすごく少ない。たぶん日本どこ行ってもない。ここにしかない機会。なのでいつも楽しみにしてる」

昼夜を問わず、映画祭の熱気に包まれている山形市。山形国際ドキュメンタリー映画祭は11日、各部門の受賞者が決まり、12日に閉幕します。

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