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山形県が下水管の点検を前倒し 埼玉の転落事故を受け 現在のところ異常なし

2025年2月3日 18:01
山形県が下水管の点検を前倒し 埼玉の転落事故を受け 現在のところ異常なし

埼玉県で道路が陥没し、男性運転手が乗ったトラックが転落した事故を受け、県は管理する下水管の点検を行っています。現在のところ、異常は確認されていないということです。

3日に開かれた県議会・建設常任委員会で県の担当者が明らかにしました。

県下水道課 高宮 篤 課長「巡視点検ということで毎月点検してい。る陥没やひび割れ路面に異常がないか職員が巡視点検している」

埼玉県八潮市では1月28日、道路が陥没し、74歳の男性運転手が乗ったトラックが転落、現在も取り残されています。今回の事故を受け、県は月1回実施している下水管の巡視点検を前倒ししました。

1月31日からは山形市や上山市などを含む山形処理区と南陽市や高畠町などを含む置賜処理区で。また3日からは東根市や村山市などを含む村山処理区と酒田市や鶴岡市などを含む庄内処理区で点検を行っていますが今のところ異常は確認されていないということです。

県下水道課 高宮 篤 課長「村山処理区の下水管が 一番古く昭和62年(1987年)7月から供用開始している。管の老朽化の目安は50年まだそこまでは達していない状況」

これに対し県議からは、「50年を迎える前に今から対策を考えなければいけない」といった声が挙がりました。
一方、知事選後初めて開かれた県議会。これまで吉村知事と対決姿勢をとってきた自民党県連は、今後の知事との関係についてYBCの取材に対し次のように答えました。

自民党県連・森谷仙一郎幹事長「議案などについては丁寧に議論をさせていただいて選挙戦で支援させていただいたが、その先特別なものは議会ではない」

森谷幹事長はこのように述べ、議会ではこれまで通り県政運営について吉村知事と議論を交わしていく姿勢を示しました。

最終更新日:2025年2月3日 19:47
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