山形県知事選挙で女性知事として全国初となる5回目の当選を果たした吉村知事は29日、5期目の意気込みを語りました。今回の選挙で初めて支援を受けた自民党に対しては「協力し合いながら政策を前に進めていきたい」との考えを示しました。

吉村知事は1月26日に投開票が行われた県知事選挙で5回目の当選を果たし、当選回数は山形県知事の歴代最多タイとなりました。また、5選は女性知事としては全国で初となりました。

吉村知事「選挙結果についていろいろな思いもあるかと思うが、4年後には吉村を選んでよかったと言ってもらえるようにしっかりと県政にまい進していきたい」

選挙後初の定例記者会見に臨んだ吉村知事は、2月から始まる5期目に向けた意気込みを語りました。

吉村知事「安全安心に暮らせる山形県の実現を目指して豪雨災害からの復旧復興に全力をあげるとともに、ハード・ソフト両面から防災減災対策を強化したい」

今回の県知事選挙はこれまで県議会などで対立の姿勢を見せていた自民党県連が初めて吉村知事を支援し、いわゆる「オール与党」に近い枠組みで選挙戦が展開されました。県議会で最大会派でもある自民党に対する5期目の向き合い方について吉村知事は、「オール与党」の関係を維持し、円滑な県政運営につなげていきたいとの考えを示しました。

吉村知事「『オール山形』体制は特に大きなプロジェクトを進める上では、とても重要な要素だと思っているので、協力しあいながら政策を前に進めてもらえるように全力を尽くしていきたい」

また、県選挙管理委員会から吉村知事に当選証書が手渡されました。
吉村知事の5期目の任期は2月14日から4年間です。