山形県内の人口が年内に100万人割れの可能性 知事「大きな危機感。構造的な課題ある」
山形県内の人口が年内に100万人を切る可能性があることについて吉村知事は8日、「大きな危機感を持っている」とした上で人口減少対策に取り組む考えを示しました。
県のまとめによりますと12月1日現在の県内の人口は100万8775人で1950年、135万7000人をピークに右肩下がりが続いています。去年は月に1000人前後のペースで減少し、このまま推移するとことし中に100万人を割ることがほぼ確実となっています。
8日に開かれた定例会見で吉村知事は人口の総数に加えて世代間の内訳にも注視する必要があると述べました。
吉村知事「世代間の人口の偏りによる高齢化率の上昇。出生率の低下といった構造的な課題があり、大きな危機感を持っている」
一方、20代から30代の女性が推計で50パーセント以上減る自治体、いわゆる「消滅可能性自治体」に県内35市町村のうち8割にあたる28市町村が該当するとされています。吉村知事は若者や女性の定着促進や関係人口や外国人人材の受け入れの拡大などを講じ人口減少のスピードを緩和するため粘り強く取り組むとしました。