富士五湖のひとつ山中湖の湖畔で25日、恒例の紅葉まつりが始まりました。しかし、肝心の紅葉は今夏の猛暑の影響で色付きが遅れていて、関係者が気をもんでいます。

　山中湖村の旭丘緑地公園で25日から始まったのが「山中湖 夕焼けの渚紅葉まつり」です。例年この時期には周辺の木々が赤や黄色に色付き、約1000メートルにわたる紅葉回廊がライトに照らされて幻想的な雰囲気が楽しめます。

　しかし、今年はまつりの初日を迎えても主役の紅葉はほとんど色付いていません。猛暑と長い残暑の影響もあり、1週間ほど色付きが遅れているということです。

　山中湖観光協会によりますと、紅葉は11月上旬にはピークを迎えると予想していますが、関係者は気をもんでいます。

山中湖観光協会 松本圭二 所長
「紅葉が例年より遅れているので不安なところはあるが、それでもみなさんに楽しんでいただけるような環境にはなっていると思うので、ぜひゆっくりのんびりと紅葉を見ながら過ごしてもらえたらと思う」

　山中湖の紅葉まつりは11月10日まで開かれます。