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生活習慣病の原因 AIで特定へ 山梨大が研究 採血やデータ収集の協力者募る

2024年10月14日 18:36
生活習慣病の原因 AIで特定へ 山梨大が研究 採血やデータ収集の協力者募る

 山梨大はAIを使って生活習慣病の原因を特定する研究を進めていて現在、協力者を募っています。

 山梨大医学部社会医学講座が行っているのは生活習慣病のひとつ、糖尿病の予備軍の人を対象にした研究です。研究責任者の大岡忠生医師によりますと、血液中には生活習慣病の指標になる約20種類のたんぱく質があり、その変化をAIで解析することで生活習慣病のリスクを把握できます。

 データ化には200人以上に採血を求めたり肝臓の硬さをエコーで検査したりする必要があり、大学では協力者を募集しています。

山梨大学医学部社会医学講座 大岡忠生医師
「健常者から糖尿病などになる前に介入することが一番重要。高血圧や高脂血症の薬を飲まずに健常者の状態で健康に生きていく。健康寿命を延ばしていくことがこの研究の一番の目的」

 大岡医師ら研究チームは専用の健康記録アプリとスマートウォッチで患者予備軍の生活習慣を記録。検査結果や集めたデータをもとにAIで最適な治療や予防法を解析する考えです。

研究の協力者は
「生活習慣病には非常に興味がある。母方の親族が心臓関係で亡くなる人たちが多いので。私自身も心臓の面で気になるので」

 研究にはまだ100人余りの協力者が必要といい、研究チームは「生活習慣病が気になる人は自分の健康状態も分かるので、ぜひ参加してほしい」と話しています。

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