富士急行線のフジサン特急 委託業者が「輪軸」数値データ改ざん「安全に問題なし」山梨
富士急行線を運行する富士山麓電気鉄道は24日、特急列車の「輪軸」と呼ばれる部品の組み立て作業で、委託業者が数値データを改ざんしていたと明らかにしました。
委託業者による数値データの改ざんが明らかになったのは富士急行線の「フジサン特急」の「輪軸」と呼ばれる部品です。
富士山麓電気鉄道によりますと、都内の委託業者「京王重機整備」が2018年、車輪と車軸を合わせる「輪軸」の組み立て作業の際、目安の値を下回っていた「圧入力値」と呼ばれる数値のデータを問題のない数値に差し替え、報告していました。
数値データの改ざんは3両編成の特急車両にある12個すべての輪軸で行われていました。国からの指示を受けた緊急点検で発覚したもので、京王重機整備からの報告を受け、富士山麓電気鉄道が過去の検査記録を確認したところ、安全性に問題はなかったということです。
富士山麓電気鉄道では今後、京王重機整備に再発防止を求めていくとしています。