節分の「豆」にも注意を 子どもの“誤飲”を防ぐ「39ミリ」
今週末は節分ですが、小さなお子さんがいる環境では、豆まきをするときに注意しておきたいことがあります。「news every.」の桐谷美玲キャスターが「“誤飲”防ぐ『39ミリ』」について解説します。
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桐谷美玲キャスター
「豆まきで使ういり豆は、小さい子にとっては窒息や誤嚥(ごえん)のリスクがあります。東京消防庁のデータでは、2023年までの5年間、毎年1000人を超える乳幼児がモノを喉に詰まらせたり、危険なものを飲み込んだりして、救急搬送されているんです。さらに厚生労働省によると、同じ5年間で、食べ物やものによる誤嚥(ごえん)で亡くなった14歳以下の子どもは101人。そのうち約8割が4歳以下だったんです」
鈴江奈々キャスター
「私も3歳の子どもがいるので、他人事じゃないと思うのですが、気をつけないといけないですね」
桐谷キャスター
「そこで東京都が、ぜひ覚えてほしいと呼びかけているのが『39ミリ』という数字です。3歳児が口を開けたときの最大の大きさで、子どもが口に入れて飲み込めてしまうものの大きさの目安です。ペットボトルのフタも、39ミリより小さいので、飲み込めてしまうということなんです」
桐谷キャスター
「この39ミリ、実はトイレットペーパーの芯とほぼ同じなんです。たとえばミニトマトは通ってしまうので、危険なものになります。小さい積み木も通ってしまいます」
鈴江キャスター
「小さい積み木のようなおもちゃは家にもありますし、年の差があるきょうだいのいる家庭では、完全に排除するのは難しい場合もあるかもしれません」
桐谷キャスター
「東京都は、大人が目を離さないだけでは限界もあるので、39ミリという大きさを覚え、それより小さいものは手の届く範囲に置かないなど、安全な環境を整えることが大切、としています」
桐谷キャスター
「また、消費者庁はトマトなど丸いものは乳幼児のときは4等分することや、豆やナッツなどの硬いものは5歳以下は食べさせないように呼びかけています」
鈴江キャスター
「豆まきするときは十分に気をつけたいですね」