「虫切加持」で健やかな成長願う 300年伝わる“秘法” 子どもの「かんの虫」鎮める 山梨
春と秋の彼岸の時期に行われる地域の伝統行事です。富士川町の昌福寺で子どもたちの健やかな成長を願う「虫切加持祈願」が行われています。
昌福寺の虫切加持は寺に300年以上に渡り伝えられてきた秘法で、夜泣きや癇しゃくなど 子どもの「疳(かん)の虫」を鎮めるとされています。
吉岡キャスター
「祈とうは春と秋の彼岸に合わせて行われていますが、連休最終日ということもあり多くの参拝者が訪れています。こどもはちょっと緊張した表情ですね」
男の子は左、女の子は右の手のひらに住職が食紅で「経」の字を書き入れ、読経をあげて健やかな成長を祈りました。
富山からの参拝者
父「健康に育ってほしいと願った」子「嫌だった。(Qくすぐったかった?)うん」
甲府からの参拝者
祖母「私の子どもたちも、私たちも祈とうを受けた何代も」母「兄もいるので、2人で元気に仲のいい兄弟に育ってほしい」
昌福寺 岩間湛教住職
「昔から子どもを愛おしむ親の気持ちは変わらないとしみじみ思う。そういう気持ちともども、次の世代に伝えていく架け橋になれればうれしい」
昌福寺の虫切加持は25日まで行われます。