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あすから秋の全国交通安全運動 被害者の“生きた証”を紹介する展示始まる 山梨

2024年9月20日 19:36
あすから秋の全国交通安全運動 被害者の“生きた証”を紹介する展示始まる 山梨

 21日から始まる「秋の全国交通安全運動」の出発式が20日、甲府市の舞鶴城公園で行われました。

 出発式では県警の小柳津明本部長が、県内の人身事故142件のうち、4割が夕方から夜にかけて発生していると説明。これからの季節は事故の多い夕暮れ時が帰宅時間と重なるため、早めのライト点灯やハイビームを活用するよう呼びかけました。

 秋の全国交通安全運動は飲酒運転根絶や自転車のヘルメット着用が重点目標になっていて、県独自に高齢者の事故防止にも取り組みます。

 こうした中、甲府市役所では20日から、交通事故で命を落とした被害者の生きた証や残された家族の思いを伝える企画展が始まりました。会場では被害者の等身大パネル10枚と生前履いていた靴が展示されています。

 このうち、19歳で亡くなった竹田秀人さんのパネルには、最愛の息子を交通事故で失った家族の無念さがつづられています。

自動車事故対策機構山梨支所 笠井雄介 支所長
「被害者や遺族の思いに耳を傾けていただき、悲惨な事故を一件でも、悲しむ被害者を一人でも生まないよう、もう一度みなさん自身が思いやりのある安全運転か自分で振り返ってほしい」

 この企画展は秋の全国交通安全運動と同じ9月30日まで開かれています。

最終更新日:2024年9月20日 19:36
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