「遊興費や借金返済に使った」高齢夫婦の預金266万円を着服 山梨信金が職員を懲戒解雇
山梨信用金庫の職員が高齢夫婦の預金266万円を着服していたことが分かりました。山梨信金はこの職員を懲戒解雇しました。
山梨信金によりますと、昭和支店の20代の男性職員がおととし12月から去年10月にかけ、中央市の80代と90代の夫婦の7つの口座から総額266万円を着服していました。
夫婦の親族が通帳を確認した際、高額な出金が続いているのに気付き、支店に問い合わせて発覚。当初、支店は着服を否定していましたが、現金を渡したとされる日に職員の訪問がなかったことを証明する自宅の防犯カメラ映像を提出すると、一転して認めました。
男性職員は自ら定期預金の解約を持ちかけた上、妻に受領書の署名だけさせて現金は渡していませんでした。聞き取りに対し、「遊興費や借金の返済に使った」と話しているということです。
山梨信金は男性職員を12月に懲戒解雇し、今後、刑事告訴するか検討するほか、関係する役職員を処分するとしています。
最終更新日:2025年1月7日 20:27