台風10号ゆっくり北上 29日から「警報級」大雨の可能性 コメ農家も対応追われる 山梨県
非常に強い台風10号はゆっくりしたペースで北上し、山梨県内には31日から1日にかけ接近する見通しです。29日には県内で警報級の大雨となる可能性があり、コメ農家は対応に追われています。
台風10号は午後6時現在、日本の南をゆっくりと北北西に進んでいるとみられます。当初よりさらにペースが遅くなっていて、県内には31日から1日にかけ接近する見通しです。
台風の接近に伴う雨は29日から降り始め、広い範囲で警報級の大雨となる可能性があります。
コメ農家
「ここのふたを閉め、水が入らないようにします」
韮崎市円野町ではコメ農家が取水口にふたをして、水が入らないようにする対策に追われていました。
農家によりますと、水田に水が入りすぎるとあぜが崩れる恐れや稲穂が長時間濡れると病気になるリスクが高まるということです。
一方、27日から28日にかけての県内は湿った空気の影響で断続的に雨が降るとして、甲府地方気象台は台風による雨も合わせて土砂災害に注意するよう呼びかけています。