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母親殺害認める 初公判で被告の男 検察側「強固な殺意や計画性」山梨県 

2024年7月2日 14:58
母親殺害認める 初公判で被告の男 検察側「強固な殺意や計画性」山梨県 

 母親の首をロープで絞めて殺害した罪に問われている男の裁判員裁判が2日始まり、男は起訴内容を認めました。

 殺人の罪に問われているのは住居不定・無職の松元拓也被告(30)です。

 起訴状などによりますと、松元被告は去年7月、山梨市の実家で母・法子さん(当時49)の首をロープで絞めて窒息死させたとされます。

 甲府地裁で開かれた裁判員裁判の初公判で、 松元被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。

 冒頭陳述で検察側は、松元被告が「母親と口論になり、家を閉め出されたことなどから殺意を抱き始め、殺害後は自殺しようとしていた」と指摘。

 その上で、「寝ていた母親の首をロープで絞めた後、用意していた包丁で胸や腹を複数回、刺した」などと、強固な殺意や計画性を主張しました。

 一方、弁護側は「母親は気の強い性格で怒鳴り散らすことがあり、口論後も『家に近づくな野垂れ死んでもいい』と言われた」と指摘し、こうした親子関係が犯行に影響したと主張しました。

 次の裁判は3日に開かれる予定です。

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