「熱中症特別警戒アラート」24日運用開始 “クーリングシェルター”に避難を 山梨県
熱中症による重大な健康被害が想定される場合に環境省などが発表する「熱中症特別警戒アラート」の運用が24日から始まります。
熱中症特別警戒アラートはこれまで発表されていた「熱中症警戒アラート」より一段強い呼びかけです。
過去に例のない危険な暑さが広範囲で予想される場合、前日の午後2時ごろに発表されます。
熱中症特別警戒アラートが発表された場合、 屋外イベントや体育など運動の自粛、水や塩分の摂取など従来の呼びかけに加えて自治体は「クーリングシェルター」として、冷房が整った公共施設を開放することが求められます。
県は本格的な暑さを迎える前に各自治体にリストアップしてもらった施設を、ホームページなどでまとめて公表する方針です。
県エネルギー政策課 大森栄治 課長
「市町村が設置したクーリングシェルターに避難してもらうことも一つの熱中症対策。まずは自分のことを守ってもらいたい。お年寄りや暑さに弱い方もいるので、そういう方にも気を配ってもらいたい」
県内では去年647人が熱中症とみられる症状で緊急搬送されていて、県は今のうちにエアコンの点検をするなど本格的な夏の訪れに備えてほしいとしています。