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「救急車呼んで」包丁で男性刺した女が自ら…同居の2人に何が?殺人容疑で捜査 山梨県

2024年7月4日 19:50
「救急車呼んで」包丁で男性刺した女が自ら…同居の2人に何が?殺人容疑で捜査 山梨県

 3日夜、同居していた男性の腹を包丁で刺したとして、53歳の女が殺人未遂の疑いで緊急逮捕されました。

 男性は死亡し、警察は容疑を殺人に切り替えて調べを進めます。

 殺人未遂の疑いで緊急逮捕されたのは、市川三郷町市川大門のパート従業員、窪田晴美容疑者(53)です。

 警察によりますと、窪田容疑者は3日午後10時15分ごろ、同居していた職業不詳の芦沢正樹さん(42)の腹を包丁で刺し、殺害しようとした疑いです。

 事件後、家の前の路上で倒れている芦沢さんを近所の住民が見つけ、消防に通報しました。

 芦沢さんは心肺停止の状態で甲府市内の病院に搬送されましたが、間もなく死亡が確認されました。

半田記者
「近隣住民が駆け付けた際、被害にあった男性はすぐあちらの道路に腹部から血を流した状態で横たわり、凶器となった刃物もすぐそばに置かれていたということです」

 警察などによりますと、芦沢さんは住宅の居間で腹を刺され、その後、家の外に出て15メートルほど離れた路上に倒れていました。

 駆けつけた警察官が近くにいた窪田容疑者に事情を聞いたところ、芦沢さんを刺したことを認めたため、緊急逮捕しました。

 窪田容疑者は芦沢さんを刺した後、自ら近所の住民に救急車を呼ぶよう頼んでいました。

近所の人は
「急にインターホンが鳴って、その後、興奮したような状態で『正樹さんが 正樹さんが』と言って青ざめたような顔をしていたものですから。一緒に住み始めたのが1年ぐらい前ですかね。見た感じおとなしそうな人ですね。残酷なことをするような(人には見えない)」「自分で『刺した刺した』と後になって言ってましたけど。刺した人間が『救急車を呼んでくれ』と言ったのは、自分でも仰天してたんじゃないですか」

 窪田容疑者は警察の調べに対し、「腹を包丁で刺したことに間違いありません」と容疑を認めているということです。
 
 警察は今後、容疑を殺人に切り替えて捜査を進める方針です。

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