住居侵入などの疑いで逮捕されたベトナム人の25歳の男が侵入盗などを繰り返していたとして、警察は27日までに余罪45件（被害総額約1500万円相当）について追送検しました。

　住居侵入や窃盗などの疑いで追送検されたのは、ベトナム国籍で甲州市塩山下於曽の無職、グエン・スアン・ビエン容疑者（25）です。

　日下部警察署によりますと、グエン容疑者は去年8月ごろから今年9月にかけて甲州市塩山地区の空き家や住宅などに侵入し、指輪やネックレスなど計127点と現金約60万円を盗んだ疑いです。被害件数は45件、被害総額は約1500万円に上ります。

　調べに対し、グエン容疑者は容疑を認め、「盗んだ品はSNSで知り合った外国人に売り、生活費や遊興費などにつかった」と供述しているということです。

　グエン容疑者は技能実習生として来日後、職場から失踪。今年9月、入管難民法違反の疑いで現行犯逮捕され、空き家に侵入した疑いで再逮捕されていました。