下水道管を緊急点検 全長6キロが対象 うち1.8キロは耐用年数超え 山梨・甲府市
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埼玉県八潮市の道路陥没事故を受け、甲府市は11日から下水道管の緊急点検を始めました。直径2メートル以上の下水道管のうち、全長1.8キロが耐用年数を超えていて、市は安全の確認を急ぎます。
半田尚輝記者
「時刻は午前2時過ぎです。今から作業員がマンホールの中に入り、下水道管が腐食や滞留物がないか調査します」
最初の点検対象となったのは甲府市大津町の全長約600メートルの下水道管です。中に入った作業員が腐食やひび割れなどがないか目視で確認しました。
埼玉県八潮市の道路の陥没事故は下水道管の破損が原因とみられ、国は一定の規模を超える下水道管の点検を管理者に指示しています。
甲府市内にこの基準を満たす下水道管はありませんが、市は「念の為」に緊急点検を決めました。
対象となるのは直径2メートル以上の下水道管、全長およそ6キロです。このうち1.8キロが耐用年数とされる50年を超えています。
甲府市上下水道局 向井一哲 室長
「下水道は市民生活にとって欠かすことのできない重要なインフラ施設。引き続き緊張感を持って適正な維持管理に努めていきたい」
点検終了までには数カ月かかる見通しで、 市では随時、結果を公表するとしています。