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兵庫・斎藤知事 告発した元幹部の早期処分指示か「批判の風向き変えたい」との証言に「覚えはない」

2024年8月26日 17:46
兵庫・斎藤知事 告発した元幹部の早期処分指示か「批判の風向き変えたい」との証言に「覚えはない」

 兵庫県の斎藤元彦知事がパワハラ疑惑などを告発した元幹部の処分を早期に行うように指示していたことがわかりました。

(Q:知事の意向で公益通報の調査結果を待たずに処分を検討するように指示したのは間違いないですか?)
 兵庫県・斎藤元彦知事
「県として制度や趣旨等に基づいて適切に手続きや対応したというふうに考えています」

 先週金曜日(23日)、完全非公開で実施された百条委員会で初めて行われた職員への証人尋問のなかで明らかになったのがー。

 百条委員会・奥谷謙一委員長
「部下の方から『公益通報の結果が出るまでは処分をしない方がいいのではないか』という進言があったということが本日、証言で判明をいたしました」

 パワハラ疑惑などを告発した元幹部は今年4月「公益通報制度」を利用して兵庫県の窓口に通報。

 しかし翌月、県は告発文書を公益通報の保護対象としないまま、停職3か月の懲戒処分に。その後、元幹部は死亡。自殺とみられています。

 そして、26日朝、斎藤知事はー。

(Q:(処分を)急いだ理由が、ご自身への批判の風向きを変えたいというふうにおっしゃってたという証言もあるみたいなんですけど?)
 兵庫県・斎藤元彦知事
「そういう覚えはないですね。これはやはり調査、そして懲戒処分については適切に対応するということが私は大事だというふうに思っていますので」

(Q:指示したか、指示してないかで言うとどっちですか?)
 兵庫県・斎藤元彦知事
「百条委員会であったりとか、それ以外にも第三者委員会とか、そういった場で調査の中でお応えしていくということが、まずは良いのかなというふうに考えていますね」

 今週金曜日(30日)には、百条委員会で知事自身への証人尋問が公開で行われる予定です。

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