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55年経て、目玉は“月”から“火星”に 大阪・関西万博で、世界最大級「火星の隕石」初の一般公開へ

2024年9月16日 18:10
55年経て、目玉は“月”から“火星”に 大阪・関西万博で、世界最大級「火星の隕石」初の一般公開へ

 来年4月に開幕する大阪・関西万博で「火星の石」が展示されることがわかりました。

 今からおよそ半世紀前、「人類の進歩と調和」をテーマに開催された1970年の大阪万博。半年の開催期間で入場者数は6400万人を超え、当時の過去最多を記録しましたが、中でも、注目を集めたのは、アメリカ館で展示された「月の石」です。宇宙開発真っただ中の時代、アポロ12号が持ち帰った「月の石」をひと目見ようと、待ち時間は最大で4時間ほどにもなりました。

 来年4月に開幕する大阪・関西万博でも、また、宇宙に関する展示が“目玉”になることがわかりました。

 関係者によりますと、日本政府は来年の万博で、「火星の石」を展示する方針を固めたということです。2000年に日本の観測隊が南極の昭和基地近くで採取したもので、大きさはラグビーボールほどです。

 南極や北極について研究する国立極地研究所の分析では、約1000万年前に火星を離れて数万年前に地球に到達した隕石とみられていて、火星に関する隕石としては世界最大級だということです。

 大阪府・吉村洋文知事
「正式に聞いてないですけど、皆さんがアッと驚くようなもの、これを見たいなと思うようなものが展示できれば。ぼくは期待しています」

 日本政府が出展する「日本館」での展示を検討していて、一般に公開するのは初めてだということです。

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