9月28日午後4時ごろ、滋賀県大津市の「びわ湖大津館」の屋根にとまる「白いカラス」の映像を、読売テレビの小林功明カメラマンがカメラに捉えました。

　小林カメラマンは、インターネット上で、白いカラスの目撃情報が上がっていたことから、滋賀県大津市の柳が崎湖畔公園に急行。現場近くの電線で、黒いカラスに交じって、一羽の白いカラスが「カアカア」と鳴き、毛づくろいをしていたところを見つけました。

　「まちがいなく白いカラスだ！アルビノか」と思い、カメラのズーム機能を最大限使って撮影を試みましたが、飛び回っているため、なかなか撮影できません。しかし、追いかけているうちに「びわ湖大津館」の屋根にとまったシーンなど2カット撮影できたということです。

　生まれつき色素が少ない遺伝子疾患をもった個体とみられ、数万羽に１羽の確率という情報もあり、「超希少なカラス」と言えそうです。

　白いカラスは「幸運の印」ともいわれ、日本神話では「ヤマトタケル」が最期に白いカラスになって飛びだっていったという伝説もあります。またギリシヤ神話では、もともとカラスは白かったという話もあり、世界各地で「不思議な存在」として語り継がれています。