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奈良「飛鳥・藤原の宮都」ユネスコ世界文化遺産の候補地に推薦 再来年の世界遺産委での登録を目指す

2024年9月9日 19:24
奈良「飛鳥・藤原の宮都」ユネスコ世界文化遺産の候補地に推薦 再来年の世界遺産委での登録を目指す

 ユネスコの世界文化遺産への登録を目指し、奈良県の「飛鳥・藤原の宮都(きゅうと)」が候補地として推薦されることが9日決まりました。

 文化審議会 世界文化遺産部 菱田 哲郎 部会長
「世界遺産の候補物件として『飛鳥・藤原の宮都』を選定いたしました」

 文化庁はこの日、ユネスコの世界文化遺産の候補を議論する文化審議会の会合を開き、奈良県の「飛鳥・藤原の宮都」を国内の候補地として推薦することを決めました。「飛鳥・藤原の宮都」には、「飛鳥宮跡」や「藤原宮跡」のほか、「飛鳥美人」の壁画で知られる「高松塚古墳」などが含まれます。

 2023年の審議会では「遺跡の保護が十分ではない」として推薦は見送られ、各自治体は史跡の追加指定などに取り組み、推薦書の素案を文化庁に提出していました。
 文化庁は今後、2025年1月末までにユネスコに推薦書を提出し、再来年の世界遺産委員会での登録を目指すことになります。

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