浄水場の補修工事めぐる収賄容疑 「阪神水道企業団」主査の男逮捕 土木会社から20万円受け取ったか
浄水場の工事をめぐり、土木会社に便宜を図った見返りにわいろを受け取ったとして、「阪神水道企業団」の主査の男が逮捕されました。
収賄の疑いで逮捕されたのは、兵庫県内の5つの市で構成する「阪神水道企業団」の主査・奈良猛容疑者(46)です。
警察によりますと、奈良容疑者は今年9月、尼崎浄水場の補修工事をめぐり、土木会社「金山組」の取締役・金智昭容疑者(51)に便宜を図った見返りに、現金20万円を受け取った疑いがもたれています。
金山組の落札額は約660万円で、入札に参加した5社で唯一、最低入札価格を上回っていたということです。
警察は2人の認否を明らかにしていません。
奈良容疑者が主査になって以降、金山組が落札した工事が他にもあるということで、警察は余罪がないか調べる方針です。