イノシシがこども園の園児らを襲う 男児に突然飛びつき手や足を噛み、6人が重軽傷 兵庫・姫路市
26日夕方、兵庫県姫路市の住宅街で、こども園の園児や保育士らがイノシシに次々と襲われ、6人が重軽傷を負いました。
古瀬朱理 記者
「イノシシは正面から門に向かって走り、出てきた男の子に突然飛びつき、手や足を噛んだ後、あちらの駐車場に向かい、次々と園児らに襲い掛かったということです」
26日午後5時40分ごろ、姫路市の認定こども園の職員から、「園児がイノシシに襲われた」と警察に通報がありました。
警察によりますと、3歳の男の子が帰宅のため 園の門から出た際に、突然現れたイノシシが男の子に体当たりし、噛みついてきたということです。 男の子は左腕を骨折するなどの重傷で、イノシシは直後に、近くにいた男の子の兄や、助けようとした小学4年生の女の子、保育士の女性2人も襲いました。
また、10分ほど前には700メートルほど離れた路上でも、会社員の男性が同じ個体とみられるイノシシに襲われていて、あわせて5人が軽いケガをしました。
イノシシは体長約120センチで、その後、近くの路上で捕獲され、駆け付けた猟友会に殺処分されたということです。