無病息災を祈る伝統行事「蛇綱祭り」 わらで編んだヘビにかまれると1年間無病息災 健康願う
京都府宮津市ではワラで作った大蛇にかまれて、無病息災を祈る伝統行事、「蛇綱祭り」が行われました。
「蛇綱祭り」は江戸時代に疫病が流行した際、ワラで編んだヘビを村の入り口に揚げ、病を追い払ったことが始まりとされています。長さ約6メートルのヘビを担ぎ、ほら貝を吹きながら家を一軒ずつまわります。
かまれると、1年間を無病息災で過ごせるとの言い伝えがあり、行事に集まった人々は手を合わせながら健康を願っていました。
「さかあがりができるようにってお願いしました」
「元気に育つことを願いました。蛇のように力強く進んでいってほしいです。にょろにょろ。にょろにょろ」
祭のあと、神社のイチョウの木に吊るされたワラのヘビは、1年間、疫病が入って来ないよう集落を見守ります。