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1300年前の聖武天皇即位の儀式に関する木簡を公開 平城京の跡地から今年2月発見 奈良国立博物館

2024年10月21日 18:44
1300年前の聖武天皇即位の儀式に関する木簡を公開 平城京の跡地から今年2月発見 奈良国立博物館

 今年、奈良市で発見された1300年前の天皇の即位の儀式に関する木簡が、奈良国立博物館で22日から公開されます。

 展示されるのは、今からちょうど1300年前に行われた聖武天皇の即位の儀式に関する木簡8点です。この木簡は今年2月、奈良市の平城京の跡地から大量に発見されました。

 木簡には、天皇の即位の儀式「大嘗祭(だいじょうさい)」を表す「大嘗」という文字が書かれているほか、「堅魚(かつお)」や「梨子(なし)」などの文字が確認できることから、儀式のために地方から取り寄せた物品の荷札として使われていたとみられます。

 この木簡は、「大嘗」という文字が書かれた最も古い“物証”で、1300年前にも天皇の即位の儀式「大嘗祭」が行われていたことをあらわしています。木簡の展示は11月11日までの予定です。

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