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【速報】部下に「殺すぞ」 パワハラで事実上の更迭「ついイラっとなった」京都府警本部長が離任会見「職員の士気低下させ、組織の信頼を毀損しお詫び。やり残したことはない」

2024年10月11日 16:16
【速報】部下に「殺すぞ」 パワハラで事実上の更迭「ついイラっとなった」京都府警本部長が離任会見「職員の士気低下させ、組織の信頼を毀損しお詫び。やり残したことはない」
午後4時ごろ

 パワハラで事実上の更迭となった京都府警の白井利明本部長は、京都府警本部で11日午後4時から離任の会見を開き、「この度の私の不適切な発言により、府民や職員の皆様にご迷惑をおかけしております。私の言動により職員の士気を低下させ、組織の信頼を棄損してしまったことに対し、お詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした」と謝罪しました。

 会見で記者から「施策などでやり残したことは?」を問われると、白井本部長は「いつ何が起きても日々、一日一日を悔いの残らぬように過ごしてきた。任期を終えるが、そういう意味では充実した日々で、やり残したことはありません」と語りました。

 「なぜ不適切な発言をしたのか?」との問いには、「私も当事者で処分を受けており、処分の際の事由は資料の通りですので、私から付け加えることはございませんし、申し上げることは控える」として、コメントを避けました。

■警察庁の調査に「ついイラっとなってしまった。甘えや緩みが出てしまった」

 白井本部長をめぐっては、複数の部下から庁舎内で「殺すぞ」と言われたなどという訴えが寄せられ、警察庁が調査を行っていました。

 その結果、今年8月、部下から施策の説明を受けた際、「殺すぞ」と発言したほか、別の際にも「担当部門に『殺すぞ』と伝えておけ」などと発言していたことが発覚しました。

 警察庁はこうした言動はパワハラにあたるとして、白井本部長を訓戒の処分にするとともに、14日付で警察庁の長官官房付への異動を命じました。事実上の更迭とみられます。

 警察庁の調査に対し、白井本部長は、「実施するまでのスケジュールが長いと感じついイラっとなってしまった」「職員と親しく接していて甘えや緩みが出てしまった」などと話していたということです。

 後任の本部長には、警察庁の吉越清人会計課長が就任します。

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