“このままでは日本人は滅びる”発言反響の柳井正氏…改めて警鐘「日本人同士のなれ合い廃止を」
日本テレビの単独インタビューで「このままでは日本人は滅びる」と日本の将来に危機感をあらわにしていた、ファーストリテイリングの柳井正会長兼社長。10日の会見でも「日本人同士のなれ合いみたいなことは廃止すべき」と改めて警鐘を鳴らしました。
ファーストリテイリング 柳井正会長兼社長
「あらゆる産業にとって世界が開かれて、しかも日本という立地にあるわけですよ。日本のパスポートほど良いパスポートはないですよ。どの国でも事業ができるし、日本の歴史、それと日本文化っていうのがありますよね、その一番大事なものをなんで利用しないのか、それが僕は一番大事なことなんじゃないかなと思います。日本の強み、弱い点もあると思う。それを現実的にやっぱり把握して、自分は何者か、あるいは自社は何者かっていうことをもっと把握して努力したらもっといい結果が出ると思う」
「『あなた何考えてるの?』ということをもっと表明しないと、日本人は個人として認識されないんじゃないかな」「やっぱり日本人同士なれ合いみたいなことを廃止しないと、外国人と一緒に仕事できないんじゃないかと思うので、そのあたりのことをよく考えてやっていけばいいんじゃないかな」
柳井会長は日本テレビが今年8月に行った単独インタビューで、人口減少が進むなか、労働生産性を上げていかなければ「日本人は滅びるんじゃないか」などと危機感を示し、この発言をめぐって企業経営者らの間で大きな反響を呼んでいました。