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不正入手と知りながら3万人超の同窓会名簿を購入した疑い、名簿販売業者の社長逮捕 特殊詐欺に悪用か

2024年9月10日 18:34
不正入手と知りながら3万人超の同窓会名簿を購入した疑い、名簿販売業者の社長逮捕 特殊詐欺に悪用か

 不正に入手されたものと知りながら、約3万人分の高校の名簿を購入したとして、名簿販売業者の社長の男が逮捕・送検されました。名簿は、特殊詐欺に悪用された疑いもあるということです。

 10日、送検されたのは大阪市の名簿販売業者「フリービジネス」社長の宮本克巳容疑者です。

 宮本容疑者は3年前、北海道の高校の氏名や住所が書かれた同窓会名簿約3万3000人分を、無職の加藤仁被告が不正に入手したものと知りながら、3万円ほどで購入した疑いがもたれています。

 警察によりますと、加藤被告は、偽造した保険証を使って卒業生になりすまし、別の高校の名簿をだまし取ったとしてすでに逮捕・起訴されていて、宮本容疑者は加藤被告から4年半の間に181冊の名簿を購入していたということです。

 加藤被告は容疑を認めていますが、宮本容疑者は「不正なものではないと確認していた」と否認しています。警察は名簿が特殊詐欺にも悪用されているとみて、調べを進めています。

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